日本は世界各国に比べて、睡眠時間が短いとされています。
経済開発機構(OECD)の調べによると、日本は加盟国の中でワースト1位・2位を争っていることが分かりました。
アメリカやフランスなどの欧米先進諸国より1時間ほど睡眠時間が短いのです!
なぜ、アメリカやフランスなどは睡眠時間が長いのでしょうか?
いくつか理由があげられますが、労働時間が長い・通勤時間が長いなどが出てきました。
日本の労働時間はアメリカやフランスの3倍ともいわれています。
国によっては、仕事とプライベートをしっかり分け、仕事が終わったらすぐに家に帰るなどの風習があります。
フランスは夕方以降暗めの照明で過ごすことがほとんどともいわれており、明るい蛍光灯に比べ、睡眠の妨げにならない為、睡眠にとっては良い環境とされています。
また、都市部に通勤している人は通勤時間が長くその分早く起きなくてはならなくなります。
もちろん帰りも遅くなり寝るのも遅くなります。
特に関東圏や近畿圏など交通網が発達していて、企業が都市部に集中していると遠方からの通勤が増えることも考えられます。
日本人の平均睡眠時間は6時間程と言われていますが、年齢によって平均睡眠時間も少し変わります。
40代から少しずつ睡眠時間が少なくなってきます。
これは体内時計の加齢変化ともいわれ、睡眠だけではなく血圧・体温・ホルモン分泌など睡眠を支える多くの生体機能が前倒しになります。
さらに、睡眠も浅くなり、尿意や物音などで起きてしまうことで深い睡眠がとれなくなってしまいます。
質の良い睡眠のポイント!
短い時間の中で質の良い睡眠をとることが重要になってきます。
ポイントをまとめてみました!
�@ 食事は就寝の3時間前に
→ 食事後すぐに寝てしまうと、体は消化活動を優先するため、内臓が休んでいる時間が短くなります。同じ睡眠時間でも消化活動が行われていると、疲れが抜けにくくなります。
�A ぬるめのお湯で入浴
→ ぬるめのお湯は副交感神経を優位にするため、リラックス効果があります。熱めのお湯に長くつかることは身体の覚醒を誘ってしまうため、就寝時に必要な体温変化を得にくくなります。
�B 休日の生活リズムを整える
→ 休日に2度寝や3度寝をしてしまうと夜眠れなくなってしまい、夜型化の促進を招いてしまいます。そして、仕事の日に睡眠不足のまま朝早く起きなければならなくなってしまうことでさらに疲れが抜けにくくなってしまいます。
他にも、リラックス出来る音楽を聴く・自分に合った寝具を選ぶ・温かい飲み物で眠気を促すなどいくつか対策が出てきました。
自分が取り入れやすい物から始めてみましょう!