瘀血
どこかで耳にしたことがあるかもしれません、「瘀血(おけつ)」という言葉。
簡単にいうと血液の循環が悪くなることです。
女性の多くはこの東洋医学でいう「瘀血」体質だといわれています。
女性が体を冷やしてはいけないというのは、冷えが「瘀血」の原因になるからなのです。
血虚
これとは別にもうひとつ、「血虚(けっきょ)」という言葉が東洋医学にはあります。
貧血に似ていますが、血の流れが弱いことで身体に栄養を届けられず、また老廃物を外に出す力も弱くなることです。
このタイプの方は栄養不足が原因の一つです。
冷えることで血が滞ってしまう、もしくは栄養が足りず血行に支障をきたして冷えに繋がってしまう。
血流というのはとても大事なものです。
セルライトが出来やすい環境に
セルライトは血液やリンパ液の流れが悪くなって体外に排出できない老廃物が脂肪と合体したものだと言われています。
瘀血による血の滞り、または血虚による血流の弱さ。
双方とも体外に老廃物が排出できずセルライトが出来やすい環境となってしまうのです。
身体を冷やさず、食事をして必要な栄養を取るというのも必要なのではないでしょうか。
適度な運動は勿論ですが、瘀血の人は入浴や血液をサラサラにしてくれる食材を意識すること、血虚の人は身体の血肉となる食材を摂る事が大事になります。
双方とも黒豆、ヒジキ、黒ゴマなど黒い食品は血と縁深いものとなるのでおすすめです。
髪の毛も栄養不足に
余談ですが、髪の毛もまた血と関係の深いものになります。
血が不足することで髪も栄養不足になり、細い髪や白髪になりやすいのだとか。
また便秘しがちなのは瘀血タイプ。流れが滞って老廃物を輩出しづらいので便が腸内に長く留まってしまうのです。
女性と血はとても大事なものです。
男性に比べれば筋肉量が少なく、冷え性にもなりやすいし、ストレスで女性ホルモンや自律神経のバランスも崩しやすい。
ところで、女性は7の倍数の年に大きな変化を迎えると言われています。
ちなみに男性は8の倍数です。
その時はいつも以上に自分の身体を注意してみるのもいいのではないでしょうか。
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