日本三大温泉と言えば、
熱海(静岡)・南紀白浜(和歌山)・別府(大分)
日本三大美肌の湯と言えば、
嬉野(佐賀)・斐乃上(島根)・喜連川(栃木)
日本三大美人の湯と言えば、
川中(群馬)・龍神(和歌山)・湯の川(島根)
と言われています。
温泉の効果が公式に認められているのは療養泉。
泉質は10種類に大別されています。
その中でも特に美肌効果があるとされているのが
『三大美人泉質』
・炭酸水素塩泉:美肌の湯の代名詞、湯触りはまるで美容液と言われます。
・硫酸塩泉:含有成分により3つのタイプが有ります。
ナトリウムはお肌にうるおい効果を
カルシウムはお肌に弾力効果を
マグネシウムは美肌サポート効果を
・硫黄線:メラニン分解を促しシミ予防と言われます。
さらにpH値7.5以上の温泉も美肌効果があるのでこれを加えて『四大美人泉質』と呼びます。
pHの数値は
6未満であれば酸性
6以上7.5未満は中性
7.5以上はアルカリ性
酸性のお湯の特徴といえばお肌が少しピリピリするような感触。
ピーリング効果があり肌表面の古い角質を柔らかく溶かすと言われています。
肌がつるつるになりますが効能が強い場合もあり浸かった後はお湯で流すと良いとされています。
中性のお湯は肌への負担が少なく敏感肌の方も安心して浸かる事が出来ます。
日本の温泉の中で最も多いのが中性〜弱アルカリ性のお湯です。
アルカリ性のお湯はとろとろするような肌触り。
皮脂の汚れや油分など落とすクレンジング効果が特徴ですが、強アルカリ性になると刺激も強いので入浴後はお湯で流して保湿ケアを。
人間のお肌は弱酸性。
生まれたばかりの赤ちゃんの肌は中性ですがあっという間に酸性へ変わります。
お肌を守るため皮膚を弱酸性に保ち外部からの刺激や雑菌の繁殖を抑える仕組みとなっています。
年齢を重ねるにつれ再び中性に近づいてきてしまいます。
そのため肌荒れが起きやすくなります。
お肌のケアの大切さを実感しますね。
これまで長い自粛期間でようやく外出に足をのばす機会も増え、レジャーを楽しみ温泉にも浸かる事があるかと思います。
せっかく温泉につかるなら美肌も求めて堪能してみませんか。